一般財団法人 国際協力推進協会
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フィジー公共事業・気象サービス・運輸大臣招待計画

酒井国土交通副大臣との会談にて
(酒井国土交通副大臣との会談にて)

2026年2月4日から11日まで、APICはフィジー共和国のロ・フィリペ・ンガラニンギオ・トゥイサワウ公共事業・気象サービス・運輸大臣を招待しました。大臣には、同省からアリパテ・マタイビリア政策・評価課長が同行しました。

滞在中、酒井国土交通副大臣との会談のほか、経済産業省小宮山審議官(通商政策担当)、内閣府風木宇宙開発戦略推進事務局長、外務省奥山太平洋・島サミット担当大使、JICA早川理事、JBIC天野常務執行役員、JICS竹内代表理事と面談し、JFEエンジニアリング、安藤ハザマ、アークエッジ・スペース等の民間企業を、また、広島では平和記念公園・資料館等を訪問しました。安藤ハザマ及びアークエッジ・スペースは、荒木理事・事務局長が、その他の訪問は田中常務理事が同行しました。

トゥイサワウ大臣は伝統的大首長(Paramount Chief)の家系に属し、国会では政府側院内総務を務め、伝統的社会及び国会内で影響力の大きい、ランブカ首相の信任も厚い人物であり、今回の訪日で、今後の両国関係の更なる発展に寄与することが期待されます。

◆APICでのオリエンテーション・都内視察

2月4日(水)、重家理事長が日本の政治・経済・社会情勢および対外的な課題について、荒木事務局長がプログラム内容について説明を行いました。その後、歴史に関心を持つ大臣の意向を踏まえ、靖国神社遊就館などの視察を行いました。

◆経済産業省小宮山審議官によるブリーフィング

5日(木)午前、経産省小宮山康二通商政策局審議官より、フィジーの電力事業への日本企業による資本参加に関し、その成否が両国関係、特に日本企業による更なる投資が行われる為にも極めて重要である等の説明を行うと共に、意見交換を行いました。

◆在京フィジー・コミュニティとのタラノア・セッション※(交流会)

5日夕刻、駐日フィジー大使公邸にて、カレラ・サブ臨時代理大使(当時)主催による在京フィジー・コミュニティとのタラノア・セッション※に参加し、参加者とラグビー等の日本での活躍や生活について聞くと共に、交流を行いました。

※「タラノア(Talanoa)」とは、フィジー語で「開かれた透明性のある対話」の意。太平洋島嶼国の伝統的なコンセプト(外務省HPより)。

◆一般財団法人日本国際協力システム(JICS)訪問

6日(金)午前、一般財団法人日本国際協力システム(JICS)を訪問し、竹内和樹代表理事から、フィジーにおけるODA事業や政府安全保障能力強化支援(OSA)への参画と今後の見通しについて説明が行われ、大臣からはこれまでのJICS事業(特に、サイクロン対処や道路整備による商業活動活性化)への謝意と今後への期待が述べられました。

JICSにて

◆内閣府訪問(準天頂衛星システム「みちびき」関連ブリーフィング)

続いて、内閣府宇宙開発戦略推進事務局を訪問し、風木淳事務局長及び渡邉淳審議官と面会しました。日本の準天頂衛星システム「みちびき」の全体像と、その災害危機管理通報サービスの実証等に関する両国間の合意、津波等の災害関連情報を活用した早期警戒の重要性のほか、フィジーをはじめとするアジア・太平洋地域との良好な関係を促進する機会となる旨が説明されました。

内閣府宇宙開発戦略推進事務局を訪問

◆国土交通省 酒井副大臣との会談

同日午後は国土交通省を訪問し、酒井庸行国土交通副大臣と会談しました。酒井副大臣からは、フィジーにおける橋梁老朽化対策・リハビリ等での協力を行っており、更なる協力関係の発展への期待が述べられました。大臣からは、スバ港等を含む開発マスタープランの実現や、港湾等の人材育成、造船や中古船購入に対する日本の協力への期待が示されました。最後に酒井副大臣から、自分は学生時代ラグビー選手であったこと、同行のマタイビリア課長はかつてフィジー代表選手であったことから、ラグビーの話題でも盛り上がりました。

◆国際協力銀行(JBIC)訪問

同日夕刻、株式会社国際協力銀行(JBIC)を訪問し、天野辰之常務執行役員・資源ファイナンス部門長等と意見交換を行いました。フィジーの電力事業への参画についての説明を受け、大臣からは再生可能エネルギー推進の状況も重視していること、また他に、港湾、道路、水資源管理(水道事業)も重要であると述べ、今後の協力課題等について意見交換を行いました。

◆広島訪問・視察および日本企業 訪問

7日(土)は広島を訪問し、原爆ドーム、平和記念公園、広島平和記念資料館を見学しました。歴史に深い関心を有する大臣は、極めて感慨深い模様で、慰霊碑では黙祷を捧げました。

同日午後は、フィジーに進出する日本企業の本社を訪問し意見交換を行うと共に、同社関連施設を見学しました。

◆奥山太平洋・島サミット担当大使主催昼食会

9日(月)、外務省奥山爾朗太平洋・島サミット担当大使主催の昼食会に出席し、太平洋・島サミットを中心とする日本の対太平洋島嶼国外交や、地域情勢、及び二国間関係について理解を深めると共に、忌憚のない意見を交換する貴重な機会となりました。

◆隅田川クルーズ及びJFEエンジニアリング本社訪問

同日午後、JFEエンジニアリング株式会社の案内により、隅田川クルーズで、多くの橋梁が改築・補修しながら利用されている状況を視察、その後同社本社で内海匡雄常務執行役員・社会インフラ本部海外事業部長と、日本政府の協力によるフィジーの老朽化橋梁の長寿命化や官民連携案件について、技術的・財政的側面も踏まえた意見交換を行いました。

JFEエンジニアリングにて

◆安藤・間(安藤ハザマ)訪問

10日(火)は、株式会社安藤・間を訪問し、西尾朗執行役員・国際事業本部長から、同社概要とフィジーで建設中の橋梁の進捗状況について説明があり、公共事業担当大臣として熱心に耳を傾けていました。

安藤ハザマにて

◆アークエッジ・スペース 訪問

続いて、超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う宇宙スタートアップ企業である株式会社アークエッジ・スペースを訪問し、福代孝良代表取締役CEOから、「みちびき」の高精度衛星測位サービスを活用し、同社の小型衛星を用いた地域固有の潮位モデル作成のための受信設備がフィジーに敷設される予定であるとの説明を、大臣は熱心に聞いていました。

◆JICA早川理事 訪問

同日午後、JICAを訪問し、大洋州担当の早川友歩理事と会談しました。早川理事から進行中の案件を含むJICA協力事業の説明を受け、大臣は海外協力隊を含む独立以来の長きにわたるJICAによる協力に謝意を示しつつ、橋梁、「みちびき」、気象に関する協力について意見を交わし、またエネルギー分野、人材育成、高度技術利用、廃棄物処理の重要性とそれに対するJICAの協力への期待を表明しました。

◆重家理事長主催夕食懇談会

同日夕刻、APIC重家理事長主催の夕食懇談会を開催しました。サブ臨時代理大使(当時)、大村昌弘元駐フィジー大使、奥山爾朗太平洋・島サミット担当大使のほか、今回訪問や会談を行った政府、関連機関及び民間企業等の関係者と、今回の訪日やフィジー事情について歓談し、交流を深めました。

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