ミクロネシア連邦・チューク州にて太平洋環境セミナー開催
(織教授による講演)
2015年7月に上智大学と共催で「太平洋地域における環境保全シンポジウム」を開催して以来、環境セミナーシリーズとしてパラオ、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦のポンペイ州、サモアと太平洋地域で4回、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、バルバドスのカリブ地域で3回、開催しましたが、今回、太平洋地域で5回目となるセミナーをミクロネシア連邦のチューク州で開催しました。
今回の環境セミナーは、2020年3月に開催予定で準備していたものですが、COVID-19により延期となり、ようやく実現出来たもので、APIC重家俊範理事長のミクロネシア・マーシャル諸島訪問と時期を合わせて開催し、重家理事長、鳥飼理事も参加しました。司会進行はAPIC荒木恵理事・事務局長が行いました。
セミナーは、重家理事長の挨拶で始まり、上智大学大学院地球環境学研究科 織朱實教授の「チュークにおける持続可能なごみ管理について」の基調講演の後、上智大学アイランド・サステナビリティ研究所長・大学院地球環境学研究科 あん・まくどなるど教授をモデレーターとして、「包括的なごみ管理の行動計画向けて」という議題で、パネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションには、APIC-MCT留学生として上智大学大学院地球環境学研究科でまくどなるど教授の指導を受けて帰国し、現在はチューク州環境保護庁のトップについているブラッド・モリ氏、同じくAPIC-MCT留学生としてまくどなるど教授の指導を受けて昨年9月に卒業し帰国後、環境保護庁で働いているシャナイア・アーノルド氏、同庁職員のジョイ・スーウェル氏、チューク女性評議会のリディー・シアリアス氏、チューク州電力・上下水道会社社長のケンボー・ミダ氏が参加し、チューク州が抱える問題点について活発な議論が行われました。
会場には、約30名の参加者があり、上下水道関係者のほか、近隣の中学・高校生も8~9名が参加しており、こうした若い人に対する啓蒙の機会となりました。まくどなるど教授の総括と鳥飼理事の挨拶で閉会となりました。
(パネルディスカッション中のまくどなるど教授(左から3番目)と参加したパネリストたち)
(パネルディスカッション中のシャナイアさん)
(鳥飼理事の挨拶)
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