一般財団法人 国際協力推進協会
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第309回カントリー情報早朝講演会

第309回カントリー情報早朝講演会

平成26年12月18日
講師:元駐インドネシア特命全権大使 鹿取克章氏
演題:「インドネシア情勢について」


1. 日時:2014年12月18日(木)
     午前8時30分~10時00分
2. 講師:鹿取克章氏
    前駐インドネシア特命全権大使  (外務省参与 査察使)
3. 演題:「インドネシア情勢について」
4. 場所:ホテルオークラ東京

5. 概要
 講演では、鹿取前大使より駐インドネシア大使(2011年4月~2014年9月)の経験を踏まえて、①ダイナミックな日本とインドネシアの両国関係、②インドネシアの印象、③インドネシア情勢、④ジョコ新政権の発足、⑤日本とジョコ政権、について幅広い話があった。

 出席者は、とくに本年10月に発足したジョコ・ウイドド新政権との友好協力関係を引き続き強化して行く重要性に印象付けられた。

インターン学生の声

APICでは、国際協力について大学生の理解を深めるため「APICインターン制度」を設けています。12月18日のAPICカントリー情報早朝講演会を傍聴して、次のような印象記を寄せました。

「インドネシア情勢について」を傍聴して


 インドネシアは、特に経済と教育の分野において日本との結びつきが強いと感じられる。
ここ数年にみられる日本からの直接投資額の増加と投資先の多様化は、「カネ」を通じた結びつきが量的にも質的にも拡大していることを示唆するものであり、現地における経済的な交流の中心となる日系企業や在留邦人の数を見ても、近年増加の一途をたどっている。

 また、平成25年度時点で、高校生を中心とした約87万人の日本語学習者(世界第2位)、2400人を超える日本への留学生(世界第6位)を有しており、教育を通じた「ヒト」の交流も活発に行われていることがうかがえる。

 こうした緊密な関係性の背景として、戦後賠償による留学生・研修生の受け入れやODAを通じた支援などの長年にわたる政策的な努力はもちろんのこと、本講演を通じて得られた知見として、日本人との心情の近さを挙げることができる。多数の民族や宗教が混在し、文化的な多様性に富む状況を一括りにまとめることはできないが、インドネシアの人々には、やり取りの中で見せる配慮や人と接する姿勢など、日本人の「人となり」と比較的多くの共通点が見受けられるとのこと。性格の類似に由来する親和性は、「ヒト」を媒介とする経済や教育などの諸領域を構成する上で欠かすことのできない個人同士の信頼関係の構築に大きく寄与するものである。

 継続的な経済成長やインフラの整備など、インドネシアが抱える問題について、日本の強みを生かした貢献が可能な領域は多々存在している。こうした課題を含め、今後両国が協同的な取組を進めていく中で、両国の「国民性」を意識することは、よりよいパートナーシップを構築する上で重要な要素となりうるだろう。


インターン生
早稲田大学4年 小原和樹

(※このインターン生の印象記は、講師の意見やAPICの意見を反映したものではありません。)


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