◆ブリーフィング（APIC～AonJapan社～JICA）
訪日の翌日の7月23日にはAPICの佐藤理事長から、今回の招待計画の日程及びAPICの活動についての説明を行い、その後、AonJapan社にて日本の経済・ビジネスについてブリーフを受けました。
また、JICA江島理事への表敬訪問では、ゴミ処理問題に対する取り組み等を含めた多様な活動について説明を受け、なかでも太平洋島嶼国リーダー教育支援プログラム（Pacific-LEADS）に強い興味を示していました。

◆APIC主催夕食会
7月23日の夜に、APIC佐藤嘉恭理事長主催の歓迎夕食会を東京倶楽部にて開催しました。夕食会には、フリッツ駐日ミクロネシア大使、マツタロウ駐日パラオ大使をはじめ、訪問先企業や教育機関の方などが出席しました。2名の若手リーダーは今回の招待への謝辞が述べられました。

◆神津島視察
7月24日～25日の日程で、神津島への視察を行いました。同島は伊豆諸島を構成する一つであり、チューク州のウエノ島とほぼ同規模のサイズであることもあり視察地として選ばれました。各インフラ施設や公共施設などを精力的に視察し、各所で多くの質問をして、理解を深めました。村役場においては、村議会議員らと活発な意見交換を行い、村長主催の歓迎夕食会に感激していました。

視察場所：
東京電力発電所、漁協施設、診療所、図書館、小学校、神津島観光協会、赤崎遊歩道、神津島郷土資料館、下水道施設、田の沢地区農地、空港、三浦湾展望台、三浦漁港、興栄社紙漉施設、etc.

◆荒川～最高裁判所～ミクロネシア大使館
7月26日は、特定非営利活動法人荒川クリーンエイドフォーラムを訪問し、ボランティアの取り組みや荒川の現状などについて説明を受けました。ゴミに対する意識の啓蒙などについて質疑応答があり、特に、ミクロネシアチューク州で問題となっているプラスチックごみ対策について理解を深めました。その後、最高裁判所において、林景一判事（元駐英大使）表敬訪問し、担当課からのブリーフを受けました。担当課からは「日本の司法制度・裁判官の任用・最高裁のしくみ」について説明があり、大法廷と小法廷を見学しました。その後ミクロネシア大使館、フリッツ大使への表敬訪問の後、大使館主催の夕食会に参加しました。

◆都内観光
7月27日は、都内を観光し、今回の訪日を締めくくりました。明治神宮、都庁、渋谷、国会議事堂、皇居、日比谷公園、秋葉原など各地を訪問し、東京を満喫しました。地下鉄にも乗車し、その機能性と清潔さに感動したということでした。

翌日7月28日に帰国の途につき、両名から、「今回の訪日において、すべての面会先、訪問先で良い話し合いができた。また、日本の伝統文化や歴史等々について知見を広げることができ、高度に洗練された都心の趣も印象的であった。神津島への視察で乗船した高速船もとても快適であった」との感想がもたらされました。