一般財団法人 国際協力推進協会
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2019年春期 上智大学短期インターンシップを実施

2019年春期 上智大学短期インターンシップを実施
(左から:稲村さん、APIC佐藤常務理事、中田さん)

APICと上智大学の間の「教育連携に係る包括的な協定(Memorandum of Understanding)」に基づき、上智大学「グローバル・インターンシップ科目」の就業体験として、2019年2月1日から28日にかけて2名のインターン生の受け入れを実施しました。

上智大学におけるインターンシップ科目は、夏期及び春期の授業休業期間中に就業体験を行い、併せて事前・事後講義への出席や課題提出を行うことで単位が付与される正式な授業科目のひとつです。インターン期間中、インターン生たちはインタビュープロジェクトや、外務省幹部などを講師に招いて行う講演会の運営・受付業務のほか、オフィスでの電話や来客の対応などを担当しました。


【APIC本多義人評議員へのインタビュー】

2019年春期 上智大学短期インターンシップを実施
今回参加したインターン生たちは、APIC本多義人評議員へのインタビュー記事の作成を業務の一環として担当しました。インタビュー相手の経歴を自分で調べ、情報収集しながら質問事項を考えることから、インタビューのアポイントメントを取り付け、実際にインタビューを行って記事を作成するまでの一連の作業を行いました。


<インターンを終えて>

2019年春期 上智大学短期インターンシップを実施
上智大学外国語学部2年 稲村 ほのかさん

 APICでのインターンを決めたのは、今まで授業やボランティアサークルでの活動を通して学んできた国際協力について、より実践的に学んでみたいという思いがあったからでした。実際に、リーダー招待計画やザビエル留学生事業に関係する業務、毎週のミーティングを通して、国際協力には自分が思っていた以上に様々な関わり方があることを実感させられました。現地に行って活動する人だけではなく、地道に縁の下の力持ちのような存在として国内でプロジェクトを支える存在があることを意識することができるようになりました。
 また、自分の中で最も大きな収穫は、働くということに関して今までよりもはっきりとイメージがついたことです。最初は初めての経験ばかりで緊張していましたが、慣れていくにつれて、ある意味では働くということは学生として今やっていることの延長なのだと思うようになりました。もちろん責任の大きさは学生とは異なるかもしれませんが、一つの目的を達成するために、相手が何を必要としていて、今自分がすべきことは何なのかを考え、目の前の一つひとつのことを誠実にこなしていくことが、働くことなのだと思いました。それは、APICの方々の一つひとつの言葉や姿勢から学ばせていただけたことです。「お願いされたことに対して、それ以上のことをやる。」仕事に対する意識についてお話していただいた時のこの言葉が強く印象に残っています。将来働く時に限らず、学生の今から、相手のことを思いやり、常に相手の立場に立って考える姿勢を大切にしていこうと思いました。
 様々な業務を通して、自分の知識不足や至らなさに恥ずかしさを覚えることもありました。この悔しさを糧に、社会に出る前の大学以外での学びもより充実させ、知識や教養をもっと身に着けていきたいです。貴重な時間を割いて学びの多いインターンの機会をくださったAPICのみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

<インターンを終えて>

2019年春期 上智大学短期インターンシップを実施
上智大学総合人間科学部教育学科2年 中田 都希さん

 「働く」ということは、何かのプロフェッショナルになることなんだ。これが約一カ月のインターンを終えて得た、一番の学びです。私は小学生のころから国際協力に携わりたいと思っており、自分は支援国に入り、自ら汗を流す仕事をするんだと漠然と思い描いていました。今回インターンに参加したのは、自ら支援国に赴くわけではない、しかし必要とされている、日本国内での事務方の仕事がどのようなものかを知りたかったからです。APICでの仕事を通して、事務方が土台を作ってこそ、プロジェクトを動かすことができ、各地での活動を行うことができるのだと肌で感じることができました。そして考えたことが、冒頭に挙げた「働く」=「何かのプロフェッショナルになる」ということです。国際協力の仕事は、必ずしも専門家じゃないとできないわけではなく、むしろタスクを担うことを通して、そのタスクのプロへとなっていく過程も「仕事」は内包している。そのうえで必要なことは、貪欲な態度なのだということを学ばせていただきました。職員の方々と接していてもう一つ考えたことは、語ることのある人間になりたい、ということです。実際に自身が経験してきたからこそ紡ぎだされる彼らの話は、仕事に関することに限らず、いつも魅力的で私に刺激を与えてくれました。社会で働く上で、仕事ができるということだけが大切な要素なのではなくて、むしろ魅力のある人間でいることが必要な要素であるように感じました。大学生の今であるから自分でいろんなところに行き、経験することができる、周囲に憚らず貪欲な態度で吸収することができる、こんな大学生としての特権を行使しながら、国際協力に携わる人材としての歩みを進めていきたいと思います。最後に、このような機会作ってくださり、大きな一歩を踏み出させてくださった上智大学、APIC関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

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