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トリニダード・トバゴでの日本語スピーチコンテストにて過去の「太平洋・カリブ学生招待計画」参加学生が活躍


トリニダード・トバゴでの日本語スピーチコンテストにて過去の「太平洋・カリブ学生招待計画」参加学生が活躍
(2019年1月に実施した「太平洋・カリブ学生招待計画」にて。ガブリエルさん(前列右端)とエイダンさん(前列左端))

2020年8月21日、トリニダード・トバゴ共和国にて在トリニダード・トバゴ日本国大使館と、西インド諸島大学(The University of the West Indies:UWI)セント・オーガスティン校の言語学習センター (Center for Language Leaning:CLL)の共催による「第3回日本語スピーチコンテスト」が開催されました。コンテストでは初級レベル、中級レベル、過去日本在住者レベルの3つの部門が設けられ、初級と中級の部門において、それぞれ過去にAPIC「太平洋・カリブ学生招待計画」に参加した学生が優勝という素晴らしい成績を収めました。

初級部門ではガブリエル・モティラル(Gabrielle Motilal)さん、中級部門ではエイダン・ロバーツ(Aidan Roberts)さんが優勝しました。二名とも2019年1月実施の招待計画で来日した学生です。

本コンテストは、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響もあり、オンラインでの開催となりましたが、発表者、審査員、一般参加者あわせて60名近くの参加者が集まりました。平山達夫 在トリニダード・トバゴ日本国大使と大使夫人の出席もあり、平山大使が開会の辞を述べ、大使夫人が審査員長を務めました。優勝者のガブリエルさんとエイダンさんは、二名とも来日した際に日本で発見したことや、一か月間過ごした上智大学での経験についてとても堂々と話しており、聞きごたえのあるスピーチでした。

ガブリエルさんは2019年の「太平洋・カリブ学生招待計画」で来日したことが日本語を学ぶ機会となったと話していました。来日時には持ち前の明るさを武器に、日本でのキャンパスライフを満喫し、そして言語の壁がありながらも積極的に日本人学生との交流も行っていました。本人曰く、当時の日本語の授業ではついていくので精一杯だったとのことでしたが、帰国後も、言語学習センターにて日本語の授業を受講し、勉強を続けていたとのことでした。

一方、エイダンさんはもともと日本語を勉強しており、さらなる学びを求め、同じく2019年の招待計画で来日を果たしました。日本滞在中は日本人学生との交流イベントやフィールドトリップに積極的に参加しており、それまで学習してきた日本語を用いて、自ら新しい学びを得るため行動していたことが印象的でした。帰国後も日本語の授業を取り続けていたとのことで、スピーチコンテストではとても流暢な日本語を話していました。

また、一般参加者の中には、現在日本に在住しているトリニダード・トバゴ出身のJETプログラム英語教員や大学院生、そして今後来日を目指す学生たちもスピーチを聞きに来ており、イベント終盤には積極的な情報交換がされていました。

最後に平山大使からエールと審査員から講評があった後、参加者全体での交流時間があり、オンラインでの開催という制限がありながらも、大変充実したイベントとなりました。


・ガブリエル・モティラル(Gabrielle Motilal)さんによるスピーチ原稿はこちら

・エイダン・ロバーツ(Aidan Roberts)さんによるスピーチ原稿はこちら


平山達夫 在トリニダード・トバゴ日本国大使より、現地の日本語教育についてご寄稿いただきました。


トリニダード・トバゴの日本語教育

日本から約1万4千キロも離れているカリブ海の島国であるトリニダード・トバゴでも日本語教育が盛んです。首都ポートオブスペインにある西インド諸島大学(UWI)セントオーガスティン校の語学学習センター(CLL)では、20年以上にわたり、延べ1,400以上の学生に日本語を教えて来ました。

そのような日本語学生などに日頃の学習の成果を披露する機会として、3年前にトリニダード・トバゴ日本語スピーチコンテストが始まりました。今年は、コロナ禍の影響で大学が閉鎖される状況が続いた中で、CLLはオンライン形式での大会開催を企画し、9人の参加者を得て成功裏に開催されました。また、オンライン形式であったため、国外からの参加、傍聴も可能となったため、今まで以上に広い地域からの反応がありました。

今回の参加者のスピーチを聞いても、日本語を学ぶ動機、意義は、人それぞれですが、日本に対する強い関心があることが分かりました。それは、日本のアニメだったり、日本食だったり、偶々知りあった日本人だったりしますが、日本への関心ともっと学びたいという情熱を感じることができ、それに応えて行かなければとの思いです。

日本の文化に関心を持ち始め、日本語を学び、やがて日本への留学やJETプログラムへの参加を体験して、トリニダード・トバゴに帰国して、その経験と知識を広めてくれる人が増えています。こういった好循環とつながりの輪の広がりによって、当地で日本フレンズのグループが育っています。

CLLは、長い間、当地の日本語教育を支えて頂き、感謝の念に絶えません。その功績が認められて、CLLは昨年、外務大臣表彰を受賞しました。また、日本語教育や学生交流を支援頂いている国際交流基金、国際協力推進協会(APIC)などにも御礼を申し上げます。引き続きご支援をよろしくお願い致します。

トリニダード・トバゴでの日本語スピーチコンテストにて過去の「太平洋・カリブ学生招待計画」参加学生が活躍
在トリニダード・トバゴ日本大使館 平山達夫


トリニダード・トバゴでの日本語スピーチコンテストにて過去の「太平洋・カリブ学生招待計画」参加学生が活躍
(外務大臣表彰を受賞したUWIセントオーガスティン校言語学習センター関係者の皆さんとの記念撮影)


・在トリニダートバゴ日本国大使館広報ページ
https://www.facebook.com/JapanEmbTT/posts/3445408822169378?__tn__=-R

・APIC 太平洋・カリブ学生招待計画2019
http://www.apic.or.jp/events/101.html

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