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ミクロネシア大統領に上智大学名誉博士号授与 <APIC推薦>

上智大学学長ほか、ミクロネシア連邦大統領を表敬訪問

ミクロネシア連邦のエマニュエル・マニー・モリ大統領は11月5日、上智大学より名誉博士号を授与されました。 この名誉博士号は、一般財団法人国際協力推進協会(APIC)より推薦が行われたものです。記念講演の中で、同大統領は名誉博士号授与に至るまでに尽力したAPICの役割に深甚なる感謝の念を述べました。


 11月5日午後、上智大学2号館国際会議室で行われた名誉博士号授与式では、早下隆士学長から名誉博士号を授与された後、記念のガウン姿のモリ大統領は高祖敏明同大学理事長、早下学長と並んで、名誉博士称号記を掲げて記念撮影に収まりました。

 名誉博士号授与に至るモリ大統領の功績は次のとおりです。
即ち、モリ大統領は2007年5月、ミクロネシア連邦の第7代大統領に就任、2011年再選されて現在8年目を迎えています。ミクロネシア憲法は大統領の3選を禁止していますから、モリ大統領は明年5月退任予定です。これまでの大統領2期を通じて、同大統領は極めて親日的な外交方針を取り、これを堅持しています。内政面では、ミクロネシア経済を米国依存から自立させるための施策に取り組み、持続的発展をはかる経済開発計画を遂行しました。同大統領は、ミクロネシアの将来の発展のためには人材を育成することが必要だという固い信念の下、教育面では、義務教育の普及、中等・高等教育の拡大、教育の質の向上に力を注いだ結果、学齢期児童の就学率が78パーセントから99パーセントに改善しました。

 また、授与式の式辞で早下隆士学長は「モリ大統領が諸政策の策定にあたって精神的支柱とする考え方は、本学の教育精神"Men and Women for Others, with Others"にきわめて近い。モリ氏の政治的、経済的、社会的貢献と活躍を称えたい」と述べていますが、これら内外政におけるモリ大統領の功績によって、今回、名誉博士号が授与されたものです。

 モリ大統領は、名誉博士号授与式後の記念講演で、自身のルーツである日本人移民に触れ、「彼らの交流から生まれた絆が、両国の強い関係の礎となっている。主要な開発パートナーである日本が、今後もアジア太平洋地域で重要な役割を果たしていくことを確信している」と語りました。モリ大統領は高知県出身でミクロネシアに明治時代に移民した森小弁(もり こべん)の末裔に当たります。

 同大統領はさらに、「世界、また日本の研究拠点であり、イエズス会の教育研究拠点でもある上智大学は、日本の将来のみならず人類の今後の世代のために重要な役割を果たしていくだろう。教養ある日本の学生には、大学で培った貴重な教育をミクロネシア国民と共有してもらいたい」と期待を示しました。

ミクロネシア大統領に上智大学名誉博士号授与 <APICで推薦>

 また、APICと上智大学との協力によって、ミクロネシア連邦にあるザビエル高校を対象に「上智大学・APICザビエル高校留学生奨学金」制度が創設され、本年9月より、ザビエル高校を卒業した留学生1名が上智大学国際教養学部に留学していますが、モリ大統領は、この留学生制度の発足を極めて高く評価しました。

 さらに、モリ大統領は講演の最後に、今回の名誉博士号授与に至る過程で果たしたAPICの役割に触れ、「APICの貢献について一言申し述べたい。とくに、今回の授与式の実現に貢献した佐藤嘉恭理事長、佐藤昭治常務理事に対して感謝申し上げる」と述べてその貢献に感謝を表明しました。

 授与式後、同大学内で行われた記念レセプションでは、佐藤嘉恭APIC理事長は冒頭の祝辞の中で、改めて「モリ大統領が長年にわたってミクロネシア連邦の公務に携わっており、とくに大統領として日本とミクロネシア連邦の友好関係に多大な貢献を果たした」と述べて、モリ大統領の功績を讃えました。また、同リセプションに出席した上智大学、APIC、ミクロネシア関係者などが口々にモリ大統領に祝意を述べました。なお、名誉博士号授与式には、ミクロネシア連邦からは随行のロリン・ロバート外相、ジョン・フリッツ駐日ミクロネシア大使、大統領接伴の坂井眞樹駐ミクロネシア大使などが出席しました。

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