一般財団法人 国際協力推進協会
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ザビエル留学生制度発足 ~APIC、上智大学とミクロネシア連邦ザビエル高校と覚書を締結~

ザビエル留学生制度発足 ~APIC、上智大学とミクロネシア連邦ザビエル高校と覚書を締結~

一般財団法人国際協力推進協会(APIC)は、上智大学と協力してミクロネシア連邦ザビエル高校から留学生を受け入れるための協議を行ってきましたが、今般ザビエル高校が上智大学の海外指定校に指定され、奨学金を含めた奨学制度の枠組みを取極めた覚書が締結されました。


 4月3日、上智大学四谷キャンパスにおいて、APIC佐藤嘉恭理事長、上智大学早下隆士学長及びザビエル高校代表リチャード・マコーリフ神父が留学制度を取極めた覚書に署名を行いました。

 今回の奨学制度は、ミクロネシア地域(パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国の3カ国)の人材育成支援のため設けられたもので、2014年秋学期よりザビエル高校卒業生が毎年1名、留学生として上智大学に継続的に受け入れられることとなります。

 ザビエル高校はこの地域の優秀校で、ミクロネシア連邦のモリ大統領をはじめ、パラオ共和国、マーシャル諸島共和国などこの地域の政界・経済界のリーダーを輩出してきました。北西太平洋地域に位置するこれらの国々は歴史的にも日本と関係が深く、ザビエル高校の校舎は1938年に馬淵建設(本社・横浜市)によって建設された旧日本海軍通信施設の建物を使っています。また、ザビエル高校は、上智大学の設立母体であるイエズス会が運営しています。

 留学生の受け入れにあたりAPICと上智大学と協同で創設した「ザビエル高校留学生奨学金」では、授業料並びに生活費等をザビエル留学生に給付します。APICと上智大学は協力して募金活動を立ち上げてミクロネシアに関連の深い団体、法人、篤志家にご支援を仰ぐほか、生活支援も含めた留学生サポートの輪を上智大学卒業生に広げてゆきます。

 上智大学は文部科学省の推進する「大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業(グローバル30)」並びに「大学の世界展開力強化事業~海外との戦略的高等教育連携支援~」採択校として、40カ国約180校の交換留学・学術交流協定校や教育機関との交流活動を積極的に行っています。また、インドネシア、中国、韓国では現地の高等学校と覚書を締結し、留学生を受け入れる「海外指定校」制度を展開、今回のミクロネシア連邦のザビエル高校(生徒はパラオ、ミクロネシア、マーシャルの3カ国から入学)の「海外指定校」の指定により、より一層幅広くアジア・太平洋諸国との緊密な関係構築を推進しています。

ザビエル高校奨学金の概要は次のとおりです。

●学校概要:ザビエル高等学校(ミクロネシア連邦)

創立:1952年、生徒数:150名、私立/共学校、同連邦チューク州ウエノ島にイエズス会によって設立。男女共学校(男子は寄宿舎制)。4年制。生徒は主にパラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国から入学。

●留学生受入開始時期および受入人数:2014年秋学期より受け入れ開始

●受け入れ人数:1名

●奨学金の内容:授業料並びに生活費等を奨学金として給付

●給付期間:各年度入学者1名に対して、4年間の就学期間に渡り奨学金を給付

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