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西インド諸島大学セント・オーガスティン校 言語学習センターの日本語講座受講学生が上智大学January Session(オンラインで実施)に参加

西インド諸島大学セント・オーガスティン校 言語学習センターの日本語講座受講学生が上智大学January Session(オンラインで実施)に参加

2021年1月8日~1月29日の間、西インド諸島大学(University of the West Indies : UWI)セント・オーガスティン校の言語学習センター(Centre for Language Learning)日本語講座受講生が、上智大学のJanuary Sessionに参加しました。

APICでは2016年より毎年1月に「太平洋・カリブ学生招待計画」として、太平洋およびカリブ島嶼国の大学生を日本へ招待しています。招待学生は約一か月間日本に滞在し、上智大学が主催する短期プログラムJanuary Session in Japanese Studies(以下、January Session)に参加します。

しかし、6回目を迎える2021年度のプログラムでは、新型コロナウイルスの感染拡大のため学生の来日はかなわず、January Sessionも全面オンラインでの実施となりました。そこで2021年度はトリニダード・トバゴにあるUWIセント・オーガスティン校の言語学習センターにて日本語を学ぶ現地の学生を対象とし、January Sessionのオンライン授業に参加するための支援を行いました。

本年度は、日本のビジネスや経済、メディア、現代文化や社会等をテーマとした4つの科目の中から各学生1つを選択し受講しました。今回のプログラム実施に際しては、「オンラインでのの実施」、「授業は日本時間でのライブ配信」、「13時間もの時差」という課題があり、現地学生のモチベーションの維持が懸念されました。しかし、結果としては9名もの学生が参加することとなり、全員がプログラムを無事修了することができました。参加者の中には駐トリニダード・トバゴ日本国大使館主催の日本語スピーチコンテストにて受賞歴がある学生もおり、現地での日本語教育に対する関心、そしてその関心を満たすプログラムの需要が高いことが確認されました。

<以下、参加した学生のうち2名からのコメントをご紹介します(APIC和訳)>

1. Chelsie J Rochford
UWIでの専攻:情報工学・数学
January Session 選択科目:現代日本の文化と社会


Q1. 宿題や課題の分量について教えてください。
A1. 講義自体はそこまで大変なものではありませんでしたが、自分の大学の授業との両立が少し難しかったです。

Q2. 印象に残っている授業やトピックについて教えてください。
A2. 印象的だった講義は「日本人の心理学」についての講義です。日本の多様な文化について様々な側面から見て学ぶことができましたし、自分自身に対する理解も深められたと思います。

Q3. プログラム全体を通して最も印象に残っていることについて教えてください。
A3. 講義で使われたビデオが印象的でした。視覚学習に役立つうえに、面白く工夫されていました。

Q4. プログラム期間中、大変だったことについて教えてください。
A4. 最も大変だったのは、最終試験が現地時間で午前2時30分から午前4時頃まであったことです。

Q5. このオンラインコースに参加するにあたり、達成したかった目標はありましたか?
A5. 主な目標は、日本の文化と社会についてより理解を深めるということでした。私の国の文化と比較して、どこが似ていてどこが似ていないのか、そして日本の伝統がどのように異なるのかを学びたいと思いました。

Q6. その目標を達成することはできましたか?
A6. 上記の目標は達成できたと思います。日本ついて大いに学び、あらゆる面において楽しみながら講義を受けることができました。知って驚くことがたくさんありました。

Q7. このプログラムはこれからの勉強や学生生活にどのような影響があると思いますか?
A7. 私の日本の国や文化に対する興味関心をさらに深めることができました。日本を実際に訪問できる日が来るまで、日本語や日本に対する勉強を続けていきたいと思います。

2. Stephen Jogie
UWIでの専攻:電気・コンピュータ工学
January Session 選択科目:日本のビジネスと経済


Q1. 宿題や課題の分量について教えてください。
A1. 全体としてそこまで多いという印象はありませんでした。期中にプレゼンテーション、期末にエッセイがありました。

Q2. 印象に残っている授業やトピックについて教えてください。
A2. 特に印象に残っているのは1990年代の日本のバブル景気についての講義です。バブルが起きる現象や、バブル期中の社会情勢はとても興味深く感じました。

Q3. プログラム全体を通して最も印象に残っていることについて教えてください。
A3. 最もよかったと思うことは、日本の文化やビジネスだけでなく、クラスメイトたちからそれぞれの国について学べたことです。バングラディシュ、インドネシア、中国、韓国、メキシコからの学生がいて、それらの国について少しだけではありましたが、非常に楽しく学ぶことができました。

Q4. プログラム期間中、大変だったことについて教えてください。
A4. このプログラムはとても充実していたと思います。唯一大変だったことは、通信回線等の技術的な部分で問題があったときでした。

Q5. このオンラインコースに参加するにあたり、達成したかった目標はありましたか?
A5. 私の目標は日本のビジネスについて学び、日本の文化と言語について理解を深めることでした。また、この講義を受講した理由は直観的に面白そうだと感じたことと、日々の学生生活における良い気分転換になればと思ったからです。

Q6. その目標を達成することはできましたか?
A6. 目標は達成することができました。日本のビジネスと経済について非常に楽しみながら学ぶことができ、日本の文化と言語に対する理解も深めることができました。

Q7. このプログラムはこれからの勉強や学生生活にどのような影響があると思いますか?
A7. この講座に参加したことにより、日本語を勉強することの重要性を理解でき、モチベーションがさらに高まりました。また、オンラインといえども、世界中から集まったクラスメイトとともに勉強することにより、自分の視野を広げることができたと思います。

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