ミクロネシア・チューク州若手リーダー(観光)招待計画

(駐日ミクロネシア連邦大使館にて。前列左から:ケンボー・ミダ氏、クリストファー・ユースタキオ氏、メルバ・アイゼック氏、アドヴィン・アイゼック氏)
今回の招待計画では、東京と島根県隠岐郡海士町の2か所で研修を行いました。東京での研修では、各専門家からのブリーフィングを受けるとともに、観光分野の第一線で活躍する者として積極的に意見交換を行いました。また、島根県海士町の研修では、地域文化や地元の食材の特徴を生かしたホテル経営のノウハウを学ぶとともに、日本の離島の一つとして財政面において厳しい状況にあった海士町がいかにして町おこし・島おこしを行ってきたかを学びました。
株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)で行われたブリーフィングでは、日本人観光客誘致のためにはミクロネシア連邦の手付かずの自然や美しい海など、まだまだ日本人にとって「価値」があるものを全面に押し出していく必要性について説明がありました。また、ミクロネシア連邦にある歴史遺産や同連邦各州の文化などは、そのまま観光資源となりうることも強調しました。これに対し若手リーダーたちはホテルや組織の枠を超えチューク州全体のインフラ整備や観光客受け入れ体制を整えることの重要性について意見が出ました。

(HIS本社でのブリーフィングの様子)
赤坂エクセルホテル東急では、客室や予約オペレーションの視察を行うとともに、同ホテル兵藤支配人と日本やチューク州におけるホテル経営の課題やその解決策について意見交換を行いました。リーダーたちは同ホテルが「ビジネスホテル」というコンセプトの下、経営効率・予約率を上げている点や、限られた空間を有効活用したレイアウトなどに注目し、積極的に質問をしていました。また、ホテルマネジメントについても、チューク州のホテルに共通する課題である「老朽化」などに関する議論がありました。赤坂エクセルホテル東急が、日々そのサービスを提供すると同時に、過去5年にわたり客室の大規模改修工事を実施していることにリーダーたちは着目し、運営と改修の両立を可能にする「工事プロセス」について具体的な説明を受けました。

(赤坂エクセルホテル東急兵藤支配人との意見交換)

(隠岐島前病院にて)
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