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2018年度上智大学「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」実施

2018年度上智大学「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」実施

上智大学及び上智大学短期大学部は、2018年8月25日から9月5日にかけて、実践型プログラム「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」を実施し、大学から12名、短期大学部から3名、合計15名の学生が参加しました。

上智大学及び上智短期大学部は、国立ミクロネシア大学(COM-FSM)との間で結ばれた協力協定に基づき、ポンペイ島にて、2015年より毎年9月前後にミクロネシア異文化体験ツアーを実施しており、今年度で4回目となりました。本ツアーは、昨年度より「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」として単位化されており、上智大学の学生は履修登録をして所定の成績を修めることで、全学共通科目として2単位が付与されます。APICの佐藤昭治常務理事(上智大学グローバル教育センター客員教授)及び、ナンマドール遺跡研究の第一人者である片岡修博士(上智大学客員教授)が担当教員として本ツアーを引率しました。

本年度は昨年度からプログラム日数を4日間伸ばすことで、講義・現地でのアクティビティを増やし、よりアカデミックなプログラムとして運営されました。学生はCOM-FSMの学生寮に滞在しながら、現地の有職者による特別講義を受けたほか、ミクロネシアのユネスコ世界文化遺産ナンマトール遺跡や自然豊かな離島を訪れるなど、ミクロネシアの歴史・文化・自然を肌で感じる体験学習をしました。

2018年度上智大学「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」実施
(現地でのアクティビティの様子(ダウレイレイ島))

現地講義では、エマニュエル・モリ前ミクロネシア連邦大統領や堀江良一在ミクロネシア日本国大使らを講師に招き、ミクロネシアの歴史や文化、社会的課題について学びました。また、JICAミクロネシア事務所でのブリーフィングや、青年海外協力隊として現地の小学校に勤務している方のお話を通して、現在の日本とミクロネシアの関わりについても理解を深めました。

2018年度上智大学「ミクロネシア・エクスポージャーツアー」実施
(モリ前ミクロネシア連邦大統領による講義)

現地での体験学習の最後に、学生たちは2泊のホームステイ体験をしました。それぞれのステイ先にて、学生たちはダイビングや魚釣り、島中の親戚が集まっての夕食会などを経験し、人々の温かさに触れることとなりました。

帰国後には、学生たちはレポート作成及び事後報告会を実施しました。現地での経験に大きく影響され、今後もミクロネシアのためにできることをしたい、と述べる学生が多くいました。参加学生は、今度はミクロネシアについて自ら発信していく役割を担っていくことでしょう。

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