ミクロネシア連邦にて環境セミナーを開催

一般財団法人国際協力推進協会(APIC)は、2015年7月に上智大学と共催で「太平洋地域における環境保全シンポジウム」を開催して以来、環境セミナーシリーズとしてパラオ(2015年8月)、ジャマイカ(2016年10月)、マーシャル諸島(2017年3月)、バルバドス(2017年9月)と各地で環境セミナーを開催してきましたが、2018年3月22日、太平洋地域では3回目となるセミナーをミクロネシアの首都があるポンペイ島のコロニアにおいて開催しました。
今回の環境セミナーは、APIC佐藤嘉恭理事長のミクロネシア訪問と時期を合わせて開催し、佐藤理事長、本多評議員も参加しました。他にも、ピーターソン ポンペイ州知事をはじめ、伝統的リーダー、近くの高校生約10名など、合計60名を超える人が参加しました。セミナーは、ピーターソン州知事の歓迎の辞に始まり、佐藤理事長、共催者の曄道上智大学長及びコストカ(Kostka)ミクロネシア自然基金(MCT)事務局長、堀江駐ミクロネシア大使に挨拶を頂きました。
講師は、過去と同様に、上智大学とAPICの間で締結された連携協定に基づき、同大学大学院地球環境学研究科のあん・まくどなるど教授で、気候変動による環境の変化への対応と多様性の重要性について約1時間の講義をして頂き、その後に質疑応答を行いました。
質疑応答では、州知事からミクロネシアではコメを主食とするように生活が変化してきているが、森林を開墾して田畑を拡大すべきかどうかという質問があり、まくどなるど教授が日本の海女が自然環境を保護しつつ伝統的な漁業を営んでいるという自然とのバランスの紹介をされました。また、MCTのコストカ事務局長からは、ミクロネシアでは環境保護のため伝統的な言い伝えはあるが、文書化されていないので、上智大学の協力を得て、そうした先人の知恵を文書化してほしいという要請がありました。この点に関しては、このセミナーに引く続き、まくどなるど教授の指導の下、上智大学大学院生14人が約1週間ポンペイ州の村落で聞き取りを行ってレポートを完成させるという調査・研究に繋がり、非常に意義のあるセミナーとなりました。
APICからは荒木恵理事兼事務局長が本セミナーに参加し、セミナーの司会進行を行いました。
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