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国際協力 Q&A

第2回 ODAの種類や内容を学ぼう!
質問1:01	ODAにはどんな種類があるの?

回答:
 ODAには、日本が開発途上国を直接支援する二国間援助と国際機関を通じて支援する多国間援助というものがあるのだ。多国間援助として日本が支援している国際機関については、前回説明したとおりだ。おぼえておるかな?そうそう、国連児童基金(UNICEF)や国連開発計画(UNDP)など、「国連」と名がつくものがその代表格だ。
 今回覚えてほしいのは、もう一つの二国間援助。この二国間援助は、まず「贈与」と「政府貸付」に分けることができる。
 「贈与」は途上国に対して無償で提供される協力のことで、「無償資金協力」と「技術協力」というものがある。逆に「政府貸付」とは、将来、途上国が返済することを前提としたもので、「有償資金協力」がこれにあたる。これは、「円借款」とも呼ばれておるものだ。


質問2:贈与の「無償資金協力」と「技術協力」の内容は?


回答:
 「無償資金協力」は、開発途上国に返済義務を課さないで資金を供与(贈与)することだ。開発途上国の発展のために必要な資材や機材、設備などを購入する資金として使われているのだ。 社会インフラとは、学校などの教育施設や病院などの医療施設、あるいは上下水道設備などのことで、これは人々の生活には欠かすことのできないものだ。また経済インフラとは、道路や鉄道、港湾などの運輸、発電や送電などのエネルギーに関連するもので、これはその国の経済活動にはなくてはならないもの。つまり日本のODAは、人々の暮らしやその国の経済発展の基礎となる分野に重点を置いた支援をしているということなのだよ。
 無償資金協力の対象国は、途上国の中でも所得水準が低い国が中心となっている。対象分野は、保健・感染症、衛生、水、教育、農村・農業開発などの基礎生活分野、社会基盤整備、環境分野などとなっており、幅広い協力を実施しているのだ。
 「技術協力」は、途上国の社会・経済の持続可能な発展の担い手となる人材を育成するために、日本の技術や技能、知識を途上国の人々に伝えるというものだ。例えば、途上国の技術者や行政官などを対象とした技術研修の実施や、専門的な技術や知識を持った専門家やボランティアの派遣、各種の開発計画の作成をサポートする開発計画調査型技術協力などがある。
 この技術協力は、所得水準が比較的高いため無償資金協力・有償資金協力の対象とならない国・地域や、累積債務が多いため有償資金協力の対象とならない開発途上国・地域などに対しても行われる。その国のニーズや発展の度合いによって、いろんな形の協力が行われているのだ。加えて途上国と日本の間で人が往来することを通じた援助であるため、両国国民間での相互理解に果たす役割は大きいのだ。


質問3:政府貸付の「有償資金協力」はどんな特徴があるの?



回答:
「有償資金協力」は、ODAにかかわる人の多くから「円借款」と呼ばれる場合が多い。この円借款は、開発途上国が発展していくために必要な開発資金を貸し出すというもので、途上国は、後で借りた資金を返済する義務を負うのだ。 ただ、貸すといっても金利は低く抑えられており、返済期間も長く設定されているのだ。さらに一部のアフリカ諸国など所得が低い国を対象に、「0.01%」という無利子に限りなく近い金利も用意されているのだ。つまり、途上国にとっては非常に緩やかな条件というわけだ。
 途上国が経済的に自立していくためには、経済社会の基盤、つまりインフラの整備が重要になってくる。こうした“発展に欠かせないインフラ”を整備することなどに活用されているのが円借款なのだよ。そして、この円借款という形態の援助は、日本のODAの特長にもなっているのだ。 もう一つ、円借款の特徴で重要なことがある。それは、オーナーシップ、つまり開発を与えられたものではなく、途上国自身が事業として取り組む意識を高めるという効果なのだ。途上国側から見れば、借りたお金で国の社会や経済の発展を目指したプロジェクトを行うわけで、それだけに一生懸命、開発に取り組むことにつながる。だからこそ、プロジェクトに対するオーナーシップが生まれるというわけだ。
 現在のアジア地域の発展に、この円借款を活用したインフラ整備というものが果たしてきた役割は大きいのだよ。

2009.06.01

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